中古ピアノ選びの参考書
ピアノ購入時の予備知識としてご活用下さい。
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中古ピアノの魅力とは
なんといっても価格にあります。新品低価格品のご予算で中古ピアノなら品質、音質レベルの高い高級ピアノがご購入頂けるからです。
特に現在では譜面台がグランドピアノと同じ位置にあるカワイ、ヤマハの高級モデル新品ピアノは黒塗でも110万円以上も致します。10年〜15年たった良質のこれら同等品中古ピアノが約半額前後の価格で市場で流通致しております。
これは新品ピアノの低価格モデルと同等の価格です。
この価格帯のご予算で新品ピアノと中古ピアノの実質的お買得度を比較すれば歴然と良質品、高級中古ピアノに魅力を感じて頂くはずです。その結果が販売実績のデーターに出ております、ちなみに当社では80%が中古ピアノで新品ピアノは約20%程の売上比率となっております。
最良質品中古ピアノとは
同等品新品と中古を比較し、中古ピアノの品質評価をした場合、新品に最も近い状態の中古を最良質品中古と位置づけることができます。最良質品中古とは年式が新しく使用頻度が少なく、ハンマーのファイリング等修理修復の必要のない、新品に近いレベルの中古ピアノのことだとご理解下さい。こうした最良質品は価格もある程度高価格ですが、それは商品の価値が認められている証でもあります、けれど新品との価格差を考えるとお買得。
良質品「中古ピアノ」とは
良質品中古ピアノとは年式を問わず使用頻度の少ない保管管理状態が良かった程度の良いピアノのキズや内部部品の部分修理、整備クリーニング等をして仕上げた中古ピアノのことだとご理解下さい。
特に高級な良質品中古ピアノの中には現在の高級新品ピアノと比較した場合、比較にならない程品質レベルの高い高品質材を使用したピアノもございます。現在の新品ピアノにはこうした高品質材を使用したピアノは少なくピアノ知識を高められたお客様方にはメーカーを問わずバブル期贅を尽くして造られた程度の良い高級品の良質品中古が人気を得ております。
リニューアル中古ピアノとは
リニューアルとは再生、再活用と三省堂の辞書に明記がしてあります。一般的なリニューアルピアノとはそのままで正常活用のできにくい程度の良くないピアノを大幅な修理を行い再活用できるよう再生した中古ピアノのことだとご理解下さい。
ピアノをリニューアルする場合、大幅な部品交換を致しますが使用可能な部品はそのままで、使用不可能な部品だけを交換し、リニューアルピアノとして販売しているのがほとんどのリニューアルピアノの実状です。部品部材を全て新品に取り替えてあると説明する販売店もあるそうですがその説明は誤りです。
圧力の低下した響鳴板、チューニングピン板、さくくなった鍵盤等を全て取り替えることは至難の業です。リニューアルピアノは多くの新旧部品が同居使用しているため性能面でアンバランス感や不安定感が生じてくる可能性があり、安定するまでに多少の年月がかかる場合もございますのでこのことを予備知識としてご理解頂きお求めになることが大切。
ピアノ選びの「豆知識」ファイリングについて
ハンマーのファイリングについて、ハンマーとはピアノ線をたたくフェルト部品のこと、使用頻度が多いとこのフェルト部品の表面にピアノ線がくい込むような形でくっきりと跡がつきます。
これを弦みぞと云います。このみぞが深くなりすぎると音に悪影響を及ぼすため、ヤスリでハンマーの表面を削り整えることでハンマーの再生を計る作業をファイリングと言います。
販売店によっては新品ハンマーは弦みぞが無いと説明して中古ピアノも程度の良いピアノはファイリングがしてあり新品のように弦みぞがありませんと説明するそうですがこれは誤りです。新品ピアノには弦みぞがあります。工場でピアノを組立てる前のハンマーには弦みぞがありませんがピアノが組立てられ製品となったときハンマーに適度な弦みぞがつき、音が安定するまで試弾機という機械で繰り返し繰り返し試弾致します。したがって大手メーカー新品ピアノには適度な弦みぞがついております。
試弾機のない小さなメーカーピアノの場合は例外です。
回を重ねてファイリングを繰り返すとハンマーが小さく軽くなり鍵盤のタッチ感や音に異変が起こります、つまり正常な状態でなくなるということです。
使用頻度の少ない程度の良いピアノはファイリングや大幅修理の必要性がありません。
回を重ねたファイリングやハンマーの取替、鍵盤や弦の張替え塗装等が大幅にしてあるピアノは修理前のピアノの状態が良くなかったと言う証しでもあります。程度の良い中古ピアノとは使用頻度の少ない修理修復の必要性の少ないピアノのことだとご理解下さい。
但し中古ピアノは程度の良いピアノが豊富にある訳ではございません。ハンマーのファイリングもやむをえない事ですが回を重ねて大幅にファイリングのしてあるピアノは避けられたほうが賢明かと思います。
中古ピアノの品質レベルは販売店によって異なります
例えば買取や下取したピアノを念入りに整備仕上げをせず掃除とワックスがけだけで展示している場合、簡易仕上げをして展示している場合、本格的なピアノ工房で内外ともにしっかりと整備仕上げがなされ、その上で展示がなされている場合等、中古ピアノは販売店によって展示商品内容が様々で異なるのが実状です。
又、使用頻度の少ない程度の良いピアノを念入りに整備仕上して販売する良質品リフレッシュピアノや、程度が良くないピアノを部品の取替え等をして大幅修理したリニューアルピアノ等、様々なレベルの中古ピアノがピアノ市場で流通販売されております。ですから同じメーカーの同型、同年式品であっても中古ピアノの場合は一台一台品質レベルに格差があると言うわけです。お買求めは各ピアノ販売店を訪問され展示ピアノの品質比較をされてからでも遅くはないと思われます。
中古ピアノの販売価格について
中古ピアノの販売価格は現在の人件費をもって整備仕上をするため現在の新品同等品の価格を参考に設定致しております。
又、中古ピアノの場合、同年式の同型品であっても使用量の差や設置してあったお部屋の湿度が多い少ない等、環境差によって一台一台品質レベル格差があるため当社では品質レベル音質レベル等、程度の良し悪しの違いが反映した販売価格設定を行っております。
ですから同年式の同型品であっても品質レベルにより販売価格が大幅に異なる場合がございます。
又、程度の悪いピアノを簡易仕上げしたピアノや念入りに整備仕上げがしてないピアノはどれだけ安くとも、それが妥当な価格だといえます。
当店の価格が高いか安いかはネット上だけで他店様と比較判断なさらずに、まずご来店頂き現品を見てご判断頂きたく思います。この程度の良さでこの価格ならお値打ちだと納得頂けるはずです。論より実際をぜひ確かめに来て下さい。
中古ピアノの寿命について
例えば新品ピアノを主力販売される店ではピアノの寿命は30年位と短めに説明される場合がございます、それは新品ピアノを優先販売したいとの思いがあられるからだと思われます。当社では40年前後経過した日本製中古ピアノを外国へ輸出しております。
40年前後経過した中古ピアノの場合、程度の良し悪しの差が大幅で使用量の少ないピアノ、しかも湿度の少ないピアノにとってベストな環境のお部屋に設置してあったピアノは驚くほど、程度の良いピアノがございます、かと思えば正常使用ができない最悪状態のピアノもございます。
こうした最悪状態のピアノでも大幅修理をして輸出先の外国では数多く販売されております。そうしたピアノを20年、30年と使用されるケースも多々ございます。
最初5、6年程使用され、使用されなくなって20年、30年とお部屋の片隅で眠っていたピアノや音大生や専門家の方々が酷使したピアノ等、中古ピアノは様々です。
ですからピアノの寿命が何年位と一概に評価することができにくいのが実状です。
使用頻度が少なく程度の良いピアノなら年式が古くとも安心して長期間ご使用頂く事が可能です。
又ピアノは電子ピアノと違って50年たっても70年たっても修理、修復が可能なため寿命の長さから判断した場合、高いようで安いのではないかと思われます。
インターネット購入時のアドバイス
中古のネット上での写真表示は実際よりも商品が上質に見える場合があります。写真撮影の際プロ級のカメラマンが専用スタジオで写真撮影することもあり実際より大幅に上質に見える場合もあります。特にピアノ内部のピアノ線やチューニングピンは水を得た魚のように輝いて見える場合があり、実際にご覧になられた時、期待はずれをされる事も想像できますので引き算をして商品評価をして頂く必要があります。
ネットで選ぶ場合は現品を見て選ぶ時のように音や品質レベルを確認して選ぶことができません。販売店の申告を信用して選ぶこととなります。ですから信頼できる業者選びこそが最も重要です。
信頼できる業者を選ぶにはネットでのやりとりだけでなく、電話にて商談することもひとつのポイント。電話なら業者の声を通して販売店の性格等をうかがい知ることができ、信頼店であるかどうかの判断の目安となるからです。
信頼店の見極め方とそのポイント
信頼店はお客様に誤認を与える表示をしたり誤認を与える商品説明をしたりは致しません。
- ネットや広告に大型専門店と表示がしてありお店をおとずれると実際は大型店ではなく普通の店だったり。
- 100台在庫、200台在庫等との表示がしてあったので実際に見ることができますかとたずねると見て頂く事はできませんとの返答が返ってきた等。
- ピアノ工房の看板があるのに見学を申し入れると、見学をさせてくれない等、実態がさだかでない幻のピアノ工房であったり。
- 販売優位性を画策するため嘘や実態のともなわない広告表示をしたり、偏った誤った商品説明を意図的に行ったり、根拠実態のない他店の中傷誹謗を行ったり。
信頼店は上記のような営業手法を用いピアノ販売を行いません。
販売店の商法には様々な形態がございます。信頼店との出会いは満足と言う結果をもたらします。そうでない店との出会いは後悔と言う不満足な結果を招くこととなりかねません。
ピアノのお求めは信頼店選びからお始め頂くことが最も大切です。
設置場所と音色の関係
ピアノは直射日光が直接あたる場所への設置はなるべく避けて下さい。昼と夜との温度差が激しいため音がより狂いやすくなったり、塗装の表面が変色したり、ひび割れや部材のそり等の原因となるからです。やむなく日のあたる場所に設置する場合は厚手のオールカバーかカーテンを取付けるよう心がけて下さい。
ピアノの音は置き場所によって変わります。例えば和室は畳や土壁、障子等がピアノの音を吸収するためソフトな感じのこもった音となります。
洋室は音が反響しやすい建材が多く使用してあるため輝いたきらびやかな音色となります。又、鉄筋コンクリートの建物でコンクリート壁に直接ビニールクロス等が内装材として使用してあるお部屋はより輝いたよりきらびやかな音となります。同じピアノでも置場所によってピアノの音は変化致します。
鍵盤タッチは音色により変化する?
ピアノの鍵盤タッチの重さはJIS規格により指定された数値で設定されておりJIS規格適合メーカーの同じサイズのピアノであればどのメーカーピアノでもほぼ同じです。
又、同じピアノでも和室と洋室に置くのとでは演奏時の鍵盤タッチは大幅に異なって感じます。和室だとソフトでこもった音色となりその音の影響で鍵盤タッチが重く感じます。洋室だときらびやかな軽快な音の影響で鍵盤タッチが軽く感じます。これは音が変化することにより、音色が与える精神的影響で鍵盤タッチの重さが異なって感じる錯覚現象だと考えられます。実際の数値は計測すると全く同じであります。
例えばグランドピアノの大屋根、上ぶたを開ければ音が開放されきらびやかで軽快な音となります。この場合、開ける前に比べると鍵盤のタッチ感が大幅に軽く感じます、音色の影響で鍵盤までが重く感じたり軽く感じたり致します。うそのような真実です。
ピアノの故障と原因とその対策
鍵盤の動きが鈍くなったり、重くなったり下がったまま上がってこなかったり、ピアノ線を打弦するハンマーと言う部品の運動能力が低下したり停止したり、音が出にくくなったり出なかったり、きらびやかな音がこもった音に変わってきたり、ピアノ線等金属部品がサビてきたり、カビが生えてきたり、これらの原因は湿度による影響がほとんどです。
ピアノには木、フェルト、金属等の部品が多く使用されております、これらの部品部材によっては湿度の影響を受けやすいものもあり多湿により部品部材が膨張変化して摩擦エネルギーが増大し故障に至る場合があります。お風呂場やキッチンの近く、石油ストーブや石油ストーブにやかんをかけたり、加湿器を使用したりすることは極力避けて下さい。
ピアノの故障のほとんどが多湿によるものです。上記のような症状が出た場合はお部屋の湿度が高いということですので自動除湿器等のご使用をおすすめ致します。これによりピアノはベストコンディションとなるはずです。
