中古ピアノ選びの参考書
ピアノ購入時の予備知識としてご活用下さい。
ピアノプロショップのホームページだから業界情報が満載!!
中古ピアノの魅力とは
中古ピアノの魅力は価格にあります。例えば40万円の予算で新品と中古を比較すれば、新品なら低価格品の普及タイプしか購入頂くことができません。中古なら音質レベルや品質レベルの高い高級品をお求め頂く事が可能。こうした理由で中古ピアノをお求めになる方が増えております。
ちなみに当社の販売データーは20%が新品、80%が中古ピアノと言う販売比率です。
最良品中古ピアノとは
同等品新品と中古を比較し、中古ピアノの品質評価をした場合、新品に最も近い状態の中古を最良品中古と位置づけることができます。最良品中古とは年式が新しく使用頻度が少なく、ハンマーのファイリング等修理修復の必要のない、新品のようなレベルにあるピアノのことだとご理解下さい。こうした最良品は価格もある程度高価格ですが、それは商品の価値が認められている証でもあります、けれど新品との価格差を考えるとお買得。
良品「中古ピアノ」とは
良品中古ピアノとは年式を問わず使用頻度の少ない保管管理状態が良かった程度の良い中古のキズや内部部品の部分修理、整備クリーニング等をして仕上げた中古ピアノのことだとご理解下さい。
特に高級な良品中古ピアノの中には現在の高級新品ピアノと比較した場合、比較にならない程品質レベルの高い高品質材を使用したピアノもございます。現在の新品ピアノにはこうした高品質材を使用したピアノは少なくピアノ知識を高められたお客様方にはメーカーを問わずバブル期贅を尽くして造られた程度の良い高級品の良品中古が人気を得ております。
リニューアル中古ピアノとは
リニューアルとは再生、再活用と三省堂の辞書に明記がしてあります。一般的なリニューアルピアノとはそのままで正常活用のできにくい程度の良くないピアノを大幅な修理を行い再活用できるよう再生した中古ピアノのことだとご理解下さい。
ピアノをリニューアルする場合、大幅な部品交換を致しますが使用可能な部品はそのままで、使用不可能な部品だけを交換し、リニューアルピアノとして販売しているのが実状です。部品部材を全て新品に取り替えてあると説明する販売店もあるそうですがその説明は誤りです。
圧力の低下した響鳴板、チューニングピン板、さくくなった鍵盤等を全て取り替えることは至難の業です。リニューアルピアノは多くの新旧部品が同居使用しているため性能面でアンバランス感や不安定感が生じてくる可能性があることを予備知識としてご理解頂きお求めになることが大切。
ピアノ選びの「豆知識」ファイリングについて
ハンマーのファイリングについて、ハンマーとはピアノ線をたたくフェルト部品のこと、使用頻度が多いとこのフェルト部品の表面にピアノ線がくい込むような形でくっきりと跡がつきます。
これを弦みぞと云います。このみぞが深くなりすぎると音に悪影響を及ぼすため、ヤスリでハンマーの表面を削り整えることでハンマーの再生を計る作業をファイリングと言います。
販売店によっては新品ハンマーは弦みぞが無いと説明して中古ピアノも程度の良いピアノはファイリングがしてあり新品のように弦みぞがありませんと説明するそうですがこれは誤りです。新品ピアノには弦みぞがあります。工場でピアノを組立てる前のハンマーには弦みぞがありませんがピアノが組立てられ製品となったときハンマーに適度な弦みぞがつき、音が安定するまで試弾機という機械で繰り返し繰り返し試弾致します。したがって大手メーカー新品ピアノには適度な弦みぞがついております。
試弾機のない小さなメーカーピアノの場合は例外です。
回を重ねてファイリングを繰り返すとハンマーが小さく軽くなり鍵盤のタッチ感や音に異変が起こります、つまり正常な状態でなくなるということです。
使用頻度の少ない程度の良いピアノはファイリングや大幅修理の必要性がありません。
ファイリングやハンマーの取替、鍵盤や弦の張替え塗装等が大幅にしてあるピアノは修理前のピアノの状態が良くなかったと言う証しでもあります。程度の良い中古ピアノとは使用頻度の少ない修理修復の必要性の少ないピアノのことだとご理解下さい。
但し中古ピアノは程度の良いピアノが豊富にある訳ではございません。ハンマーのファイリングもやむをえない事ですが回を重ねて大幅にファイリングのしてあるピアノは避けられたほうが賢明かと思います。
中古の品質レベルは販売店によって異なります
中古ピアノは同年式品でも程度の良い品と悪い品が有り、一台一台品質レベルが異なります。又、程度の良い品を数多く在庫する店と仕入れ価格の安い程度の悪いピアノを主力在庫する店等、ピアノ販売店の在庫状況は様々です。
もともとが程度の良いピアノを整備し展示するのと、程度の悪いピアノを整備して展示した場合、仕上げ後の品質レベルに格差が生まれます。程度の悪いピアノは修復に限界があるからです。良質品ピアノ選びは整備前のピアノの品質レベルを見極め良質品を選び、そのピアノを整備クリーニングさせ購入すると言う方法があります。この方法だと確実に良質品がお選びになれます。
当社には整備前の良質品中古のみを選別した大展示コーナーがございます。当社のこのコーナーならピアノ選びが初めての方でも間違いなく良質品ピアノ選びが可能となります。
ピアノ工房の見学から始めて
中古ピアノを整備する現場、つまりピアノ工房で設備や作業風景を見学されればその店が販売するピアノの品質レベルをうかがい知ることができます。例えばスペースの狭い工房だとピアノを専用工具を使い横に寝かせ、底裏部分やキャスター後輪等細かくチェックすることが不可能です。ですからこうした作業を省略して販売することとなります。
又、工房内は明るければ明るい程きびしい品質チェックが可能となり、暗い工房だと細部に渡るきびしいチェックが不可能です。又、販売店のピアノ工房の設備内容によっては本格的な修理ができないにもかかわらず品質レベル、完成度の高い良質品中古と表示して販売するケースもあるそうです。
良質ピアノを販売する店はそれなりの設備と努力を行っております。良質品ピアノ選びにこだわりのある方は訪問された販売店にピアノ工房の看板がある場合、工房の見学をされることをおすすめ致します。自信のある店ならこころよく見学させてくれるはずです。
インターネット購入時のアドバイス
中古のネット上での写真表示は実際よりも商品が上質に見える場合があります。写真撮影の際プロ級のカメラマンが専用スタジオで写真撮影することもあり実際より大幅に上質に見える場合もあります。特にピアノ内部のピアノ線やチューニングピンは水を得た魚のように見えます。実際にご覧になられた時、期待はずれをされる事も想像できますので引き算をして商品評価をして頂く必要があります。
ネットで選ぶ場合は現品を見て選ぶ時のように音や品質レベルを確認して選ぶことができません。販売店の申告を信用して選ぶこととなります。ですから信頼できる業者選びこそが最も重要です。
信頼できる業者を選ぶにはネットでのやりとりだけでなく、電話にて商談することもひとつのポイント。電話なら業者の声を通して販売店の性格等をうかがい知ることができ、信頼店であるかどうかの判断の目安となるからです。
信頼店の見極め方とそのポイント
信頼店はお客様に誤認を与える表示をしたり誤認を与える商品説明をしたりは致しません。
- ネットや広告に大型専門店と表示がしてありお店をおとずれると大型店ではなく普通の店だったり。
- 70台展示の店と表示がしてあったが、お店で数えると60台しか展示がしてなかったり。
- ピアノ工房の看板があるのに見学を申し入れると、見学をさせてくれない実態が幻のピアノ工房であったり。
- 中古ピアノの製造年式や製造番号の表示がしてなかったり、年式の新しい品だけを表示し古い品は意図的に表示しなかったり。(現在存在しないメーカーでわからないものは例外)
- 販売優位性を画策するため嘘や実態のともなわない広告表示をしたり、偏った誤った商品説明を意図的に行ったり、根拠実態のない他店の中傷誹謗を行ったり。
信頼店は上記のような営業手法を用いピアノ販売を行いません。
販売店の商法には様々な形態がございます。信頼店との出会いは満足と言う結果をもたらします。そうでない店との出会いは後悔と言う不満足な結果を招くこととなりかねません。
ピアノのお求めは信頼店選びからお始め頂くことが最も大切です。
設置場所と音色の関係
ピアノは直射日光が直接あたる場所への設置はなるべく避けて下さい。昼と夜との温度差が激しいため音がより狂いやすくなったり、塗装の表面が変色したり、ひび割れや部材のそり等の原因となるからです。やむなく日のあたる場所に設置する場合は厚手のオールカバーかカーテンを取付けるよう心がけて下さい。
ピアノの音は置き場所によって変わります。例えば和室は畳や土壁、障子等がピアノの音を吸収するためソフトな感じのこもった音となります。
洋室は音が、反響しやすい建材が多く使用してあるため輝いたきらびやかな音色となります。又、鉄筋コンクリートの建物でコンクリート壁に直接ビニールクロス等が内装材として使用してあるお部屋はより輝いたよりきらびやかな音となります。同じピアノでも置場所によってピアノの音は変化致します。
鍵盤タッチは音色により変化する?
ピアノの鍵盤タッチの重さはJIS規格により指定された数値で設定されておりJIS規格適合メーカーの同じサイズのピアノであればどのメーカーピアノでもほぼ同じです。
又、同じピアノでも和室と洋室に置くのとでは演奏時の鍵盤タッチは大幅に異なって感じます。和室だとソフトでこもった音色となりその音の影響で鍵盤タッチが重く感じます。洋室だときらびやかな軽快な音の影響で鍵盤タッチが軽く感じます。これは音が変化することにより、音色が与える精神的影響で鍵盤タッチの重さが異なって感じる錯覚現象だと考えられます。実際の数値は計測すると全く同じであります。
例えばグランドピアノの大屋根、上ぶたを開ければ音が開放されきらびやかで軽快な音となります。この場合、開ける前に比べると鍵盤のタッチ感が大幅に軽く感じます、音色の影響で鍵盤までが重く感じたり軽く感じたり致します。うそのような真実です。
ピアノの故障と原因とその対策
鍵盤の動きが鈍くなったり、重くなったり下がったまま上がってこなかったり、ピアノ線を打弦するハンマーと言う部品の運動能力が低下したり停止したり、音が出にくくなったり出なかったり、きらびやかな音がこもった音に変わってきたり、ピアノ線等金属部品がサビてきたり、カビが生えてきたり、これらの原因は湿度による影響がほとんどです。
ピアノには木、フェルト、金属等の部品が多く使用されております、これら部品部材は湿度の影響を受けやすく多湿により部品部材が膨張変化して摩擦エネルギーが増大し故障に至ります。お風呂場やキッチンの近く、石油ストーブや石油ストーブにやかんをかけたり、加湿器を使用したりすることは極力避けて下さい。
ピアノの故障のほとんどが多湿によるものです。上記のような症状が出た場合は自動除湿器の使用をおすすめ致します。これによりピアノはベストコンディションとなるはずです。
